カラハリの夜明け - Masa a Kgalahadi: Dawn of Kalahari -

ボツワナにJICA SVとして派遣される記録

派遣先組織訪問

任国での到着時訓練の中に派遣先となる組織の調査訪問が入っている。国によって呼び方ややり方が異なるようだが、ボツワナの場合はField Tripと呼ばれ、全四日間の行程で派遣先組織までの移動方法調査、組織との調整、旅程表作成までをこなす事になっている。必要な費用はJICAの経費として処理をする。

JICAオフィスのあるハボローネが任地の私は交通手段に難しいところはなく、初日にやるべき事はほぼ果たせました。

唯一困ったのが事務所の位置がしっかりと分かっていない状態で訪問したので、少し戸惑った事です。

言われていたように看板を探して歩いていたら見つけました。

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ここから先の詳細が分からずに電話したのですが、実は朝にメールで詳細地図を送ってくれていたそうです。もう少し早めに欲しかったよ。

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事務所に到着するとマルーラの樹が迎えてくれています。

最初の面談なのでネクタイ締めていきました。お気に入りの桜と折り鶴柄のロータリー財団ネクタイ。

出迎えてくれたのは所長代理。

事務所で所長らと話をして、今回の調査項目を再確認して目的完了といきたかったのですが、住居については特に決まっていないとの事で、Security & Safety firstでお願いしましたが、先方が見つけられなかった場合はJICAで探す事になるようなので大変です。

探し方はどちらにしてもネットで探して不動産屋に行くだけなんですけどね。

 

組織の概要説明が終わると全スタッフ招集で自己紹介タイムですが、元より名前を憶えられない自分が、異国の名前が覚えられる気がしません。財務とマネジメントを除くと、PRユニット、環境プロジェクトユニット、保全プロジェクトユニットなどがあるようです。

Spherical Image | RICOH THETA

少しだけいないみたいですが、メンバー集合です。

 

自分はとりあえずPRユニットの人たちと組織の内外を知り、相手を知る事から始めて、カウンターパートとなる環境プロジェクトユニットで多くの事に参加したら良いだろうという話になりました。

この最初が肝心です。二年間の期限付きボランティアなのでできる事が限定的であること。なんでもやるが、長期プロジェクトのリーダーなどを任された場合には責任を取れない結果になるということ。基本的には内部と外部の目線を活用した業務支援とアドバイスになるという事を伝えたところ、理解しているとの反応でした。

期限付きボランティアとして赴任して、事業の一部を丸投げされ、優秀で安い労働力として使われてしまう話はよく聞くので、この話がとても大切だと思っていたので、きちんと話し合いが持てて、理解を得られたのは良かったです。

 

ここでみんなにポッキーと男梅キャンディを配りましたが好評でした。

 

ランチをCEOとCEO代理と一緒にとり、帰りは送ってもらいました。

 

Field Tripの目的が一応達成されたので、明日からは3日間フリーになります。

1-2日と先輩隊員の任地訪問を計画していましたが、ギリギリのところで明日はKCSの代表らと大使館訪問する事が発覚してスケジュールを変更しました。

3日には地元のロータリークラブを訪問する予定なので、空いているのが2日だけになりました。

遠方へ日帰り往復をすべきかどうかで悩みながら、今日もふけていきます。

1月10日 出国 1月11日 到着

いよいよ出国です。

今回のルートは全て南アフリカ航空便で、成田〜香港がANA運航のコードシェア便
香港〜ヨハネスブルグ南アフリカ航空ヨハネスブルグ〜ハボローネが南アフリカエクスプレス(近距離就航の南アフリカ航空の別ブランド?)となっております。

荷物は散々迷ったのですが、自転車で超過1個。その他にもう1つ超過させたので、超過1つあたり2万円の超過料金を支払い追加で4万円。さらにどういうわけか最後のヨハネズブルグ〜ハボローネ間はオーバーサイズの自転車についてさらに超過料金を支払えということで5000円ぐらいさらに取られました。南アフリカ航空のスポーツグッズ規定が適用されないってのは不親切だ。

1月10日、11日はJICAボランティアの出国ラッシュになるので成田空港にはJICAボランティアに限らず、見送りの家族や出国まで間がある同期隊員がやってきて賑わっています。
みんなで集合写真を撮りました。

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最初の飛行機は予定通りに出発。

香港では50分ほど遅延。

 

ヨハネスブルグでは遅延もなく出発。
ここまではジンバブエ派遣チームと一緒の行程でしたので、ここからはボツワナチームの6名だけになります。別れはいつも切ないですね。

そしていよいよハボローネに向けて降下開始。

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見える大地はまさにアフリカのサバンナです。

そしてハボローネ空港に到着した私たちを待ち受けていたのは全員のロストラゲージでした。
届いたのはわずか1/14。1つだけ。ヨハネスブルグの空港で私の荷物が運搬車で待機しているのを見たはずなのですが…悪びれもせずに「フローだったから載せなかった。次の飛行機でくるはずだ」との係員の説明。

果たして10時間後の飛行機で荷物は届いたのですが、初日に計画していた色々な手続きをいくつか延期せざるを得なくなってしまいました。

JICAボランティアは荷物遅延の保険に入っておくことをオススメします。そして連絡先をきちんとメモしておいてロストが分かった時点ですぐに保険会社に連絡をすることで色々な手配や新規購入の衣服、化粧品、医薬品代を請求することができるようになります。

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写真は象の保護を訴える象牙で作られた象の模型。
こちらの象牙は死んでしまった象から取られたもので密猟の象牙は一切入っておりません。
密猟者は撃ち殺されても良いという程度には厳しいボツワナですので、そこは間違いないかと思いますが、それにしても趣味が悪いです。

服装、季節の変化に対応するために。

冬の国と夏の国を行き来する時に困るのが服装だ。

途上国の航空会社だとエアコンも強力に冷やしてくるので辛い。

 

今回はやや寒い神奈川から、暑いハボローネまで行くので、服装はTシャツに綿シャツ、長ズボンのトレッキングパンツといういでたち。

綿シャツを脱げばTシャツだけなのでなんとかなるだろう。

これに寒い時と機内対応用で極薄のパーカー。

Tシャツ、アンダーウェア、靴下は着替えを準備しています。長旅の時は着替えれるなら着替える!

靴下は五本指ソックスのトレッキングモデル。途中で餞別にもらったPROSOKの竹素材靴下に変えようかと思っています。

 

こだわりはアンダーウェアのパンツです。

モンベルのメリノウール素材で、長旅の蒸れや臭いが気にならなくなります。ユニクロなどの10倍ぐらいは高価ですが、それだけの価値はあります。特に汗かきの人にはオススメです。

機内持ち込み荷物

機内持ち込み荷物は「ノートPCやカメラ、傘などの身の回り品の他に一点まで」となっています。

なるほど(でかくて重たい)ノートPCも別に持てば身の回り品なんですね!

というわけでノートPCを入れるのにちょうど良いバッグを探していたら、都合よく出てきました。

学会の記念品と思われる某国際大手製薬メーカーのロゴが入ったしっかりした肩掛けカバン! 医薬業界はこんな配布物にもお金がかかってます。

 

カメラも別途ぶら下げます。

 

スーツのガーメントバッグも別です。

 

貴重品などを入れたポーチも別にもう1つあります。

 

そんなわけで持ち込み荷物が、メインのバックパックとは別に4つもありますが、全て身の回り品という言い訳ができています。

 

船便の準備もしたので、明日は郵便局に寄って住所変更などをしたら、すぐに出発です。

家から成田空港までは2時間強ありますから、昼には出ないといけません。

 

さあ、ラストスパートがんばるぞ!

その前におやすみなさい。

さすがに疲れてきたわ。

友好旗ピンズ

国内業者を探してみたり、ボツワナ大使館に問い合わせてみたものの見つからなかった「ボツワナ×日本」友好旗ピンズ。

無ければ作ってみようという事で色々検討したところ、型から作る国内メーカーは高すぎる。

中国メーカーは安いが信用して良いかどうかの検証が面倒くさい。

そこで見つけたのがこちらのサービス

Crossed Flag Pins Friendship Pin Flags

ボツワナ×日本友好旗ピンズを100個作って送料込みで2万円ぐらい(為替レートによる)でした。

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作っているのが中国だろうがドイツだろうが、注文先がドイツでクレジットカード決済もできるのはありがたい。

注文したら、すぐに作成開始の連絡が入り、リマインドメールも何度かあり、問い合わせにもきちんと対応してもらえた。

納期は年末を挟んでいましたが1ヶ月弱、だいたい3週間でした。

 

ボツワナに行く仲間や友達にほぼ原価で譲って、残りはボツワナで大切な人に差し上げたりするお土産になります。

 

ところで旗の並びにプロトコルがあるって知ってましたか?

外務省: グローカル外交ネット:海外のお客様を迎えるために:プロトコールの基本

これを読んだのでボツワナを左にしたのですが、おそらくボツワナの人は誰も気にしないはず(笑)。