カラハリの夜明け - Masa a Kgalahadi: Dawn of Kalahari -

ボツワナにJICA SVとして派遣される記録

米ドルの国

カンボジアの通貨リエルは、1ドル≒4100程度になる。市中では1ドル=4000リエルで計算される。

市中で買い物をする時はこの2つの通貨を同時に使う事になる。基本通貨が米ドルで、1ドル未満のお釣りなどはリエル紙幣で返される。2.5ドルのお酒を買って5ドル紙幣で支払うと、2ドルと2000リエルがお釣りになる。だからカンボジア人は何かを4000で割る計算はとても得意なようだ。

もちろん上のような価格に対して10000リエルを支払う事もできる。実は厳密には1ドル=4088リエルなので、リエルで払う方が2.2%もお得なのだが、そういう計算はめんどくさいので市中ではされない。

ちなみに貨幣の価値感覚はちょうど十倍ぐらいなので、1ドル札は1000円札ぐらいの気持ちで持っていれば間違いない。例えば2000リエル≒0.5ドルの食事は500円の食事ぐらいの意味を持つ事になる。

リエルは紙幣で流通していて貨幣は流通していないのか、あったとしても使われていない。

セントの単位を40倍したものをリエルで使っているような感じだ。

ところが田舎に行くと突然ドルが使えない場合が出てくる。都会であっても100ドル札は疑われる。

以上、カンボジア通貨事情でした。