カラハリの夜明け - Masa a Kgalahadi: Dawn of Kalahari -

ボツワナにJICA SVとして派遣される記録

蚊取りボトル 訓練所 Day24

環境教育をやる予定になっている訓練生による自主講座「蚊取りボトル制作」に参加してきました。

実際は2Lとか大きめのボトルでやるところですが、実習なのでスケールダウンして実施します。

配られたマニュアルには材料が書かれています。

お湯 100ml

砂糖 25g

ドライイースト 1.25g

もちろん、これでは訳わかりません。

しかし、これは主催者の意図したものでした。数字で示されても分からないから、分かる単位でやりましょうというもの。そのために、あえて分からない数字で示すという手法です。

「わからーん」と言ったら修正版がやってきました。

お湯 カップ半分

砂糖 スプーン2杯

ドライイースト ティースプーン1杯

ペットボトルを上の方で切って、材料を入れて、ひっくり返して、ガムテープで止めて、暗くするために新聞紙を巻いたら完成です。

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発酵まで1日待って、2週間ほど効果が続きます。

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今回は実習のみなので作った発酵液は捨ててしまいましたが、この蚊取りボトルによって、フィリピンでは蚊による感染症被害が55%減ったそうです。
Y&R Philippines / Maynilad Water / Dengue Bottle on Vimeo

 

雨の多い南国では蚊に刺される事で数万人が命を落としていると言われます。

蚊取りボトルは一軒でやるのではなく、地域で面として一斉に取り組むとより効果的です。

最後に配られたマニュアルを添付しておきます。

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是非とも試してみてください。