カラハリの夜明け - Masa a Kgalahadi: Dawn of Kalahari -

ボツワナにJICA SVとして派遣される記録

明日から訓練所

  • 最強の語学学校

わずか二ヶ月で派遣先国の使ったことも無い言語を体得させるので「最強の語学学校」とも言われるJICAのボランティア派遣前訓練。

日本には長野の駒ヶ根と、福島の二本松にJICA訓練所があり、派遣国や言語によって訓練所が決まります。

JICA二本松 - JICA

 

  • 求められる言語

私は南部アフリカのボツワナへ派遣されます。

いわゆる仕事で主に使う活動言語が英語、日常生活で必要となる生活言語も英語。なので訓練言語は英語になります。

ボツワナは70%の人がセツワナ(ツワナ語)を使います。公用語に指定されているのも英語とセツワナです。今のところ訓練所でセツワナをやってくれる様子は無いようです。

言語の壁その1

でもできればセツワナを早く覚えたい。そんな気持ちがはやっています。

 

  • 英語訓練って必要なの

ボランティア応募と選考の話になりますが、私が応募したボツワナのシニアボランティアは、要求される言語能力が英語でAレベルでした。TOEICで730点以上でクリアとなっていました。自分は古いスコアしかなくTOEICの練習もしていなかったので応募後にJICAが主催するTOEIC-IPテストを受けたのですが、その時のスコアが810でした。

TOEICには試験用のハウツーがありまして、そういった試験対策をバッチリにすると英語が使えない人でも満点を出すこともできたりします。そういう意味では適切かどうかは議論もあるところですが、日本で一番採用されている英語力試験なのは間違いなく、次いで英検、国連英検、IELTSでしょうか。TOEFLは留学生英語力検定なので、用途が限定的です。

私の場合は、試験対策なんて全くしていないので、単純にこの程度の語学力ということになります。読むのが遅い、ボキャブラリーが少なく、イディオムも知らないので苦労します。

実際に自分でどれぐらいの能力があるのかというと、英語で業務ができて、生活もでき、見ず知らずの相手に電話をする事に戸惑いを感じないぐらいのレベルです。

私よりも喋られない人で、私よりも英語検定のスコアが高く、高度で丁寧な英語を使える人はたくさんいます。そういう人は少し意識改革をするだけで、あっという間に英語を喋る事が出来るようになるはずです。

私にあるのは飛び込んでいく度胸ぐらいなもので、会話中も「pardon?」を連発していますし、ちょっと待ってと辞書を検索する事も少なくありません。

そんなレベルではありますが、英語についてはそれほど苦痛なくコミュニケーションを取ることができる状態です。この一ヶ月(青年海外協力隊は二ヶ月ですがSVは一ヶ月です)でどれほど上達するのかが楽しみです。

 

  • さあ、出発だ!

とりあえず服は多めに4セット+運動着。PC、胃腸薬、洗面具も準備しました。

私は基本的に洗剤で身体を洗わないので、洗面具は少なくて済むのですが、ハゲとヒゲを整えるためにバリカンが必要になるのでその分だけ少し荷物が増えてしまいます。

これでボストンバッグ一つとバックパック一つ。

台風18号が明日の早朝に東北地方にヒットしますが、昼には低気圧になっているはずです。

まだ見ぬ仲間との出会い、楽しみにしています。

母をたずねて三千里 OP, ED ; Marco by Nippon Animation - YouTube